賃貸経営とは専門知識をほとんど必要とせず、月々定額の収入が見込める事業です。
「年金は期待できないから老後の収入のために」「子どもや孫のために、形のある財産を残したい」という方も近年増えてきているようです。しかし、賃貸経営はそんなにメリットがあるものなのでしょうか。

反対に困ること、マイナスの要素も出てくると思います。そこで、ここでは、賃貸経営のメリットについて、いくつかご紹介したいと思います。

まず、メリットの1つとしては、まず安定的な収入が見込めることが挙げられます。
税務署に税務関係の書類を提出する以外には、特別な手続きや免許はいりません。次に、手間や人件費かけずに運用できる利点があります。

賃貸マンションを経営する場合、軌道に乗った場合、運用の手間が少なくてすみます。そして、節税効果が期待できるのも魅力の一つです。この節税については、2つの節減が見込まれます。まず1つ目が、固定資産税の節減です。資産を保有していれば必ずかかってくるのが固定資産税です。アパートや賃貸マンションを建設し住宅用地として利用する場合、他の土地活用方法に比較して、標準課税範囲が200㎡までの部分は6分の1になり、200㎡を超える部分に関しても3分の1に大幅に軽減されます。

2つ目に、相続税の節減です。相続税は、お子様や孫なその次の世代に重くのしかかってきます。相続した保有資産に対して課される税金が相続税ですが、この相続税対策にもアパート、賃貸マンション経営は有効です。 相続税は土地と建物の評価額に対して課税されることとなりますが、その評価額の一定割合をアパート・マンションにすることにより減額することができます。
アパート・マンションの建物の評価額は、借家権分が控除され、一般住宅に比べ3割安になります。アパート・マンションの用地の評価額は、貸家建付け地の評価減が適用され、評価額が軽減されます。